2008/05/21

TeXの環境変更


今年の1月にOSX10.5をインストールして,Tigerと並行にいろいろと環境が整うまで,試してみた.
MacPortsをインストールして,興味があるものをいろいろとインストールしているうちに,いろんなバージョンのTeXを入れて,最終的には「小川版」を使って,「CarbonEmacsにYaTeXを入れて,文字コードをshift-jisにして.texファイルを作り,TeXShopでプレビューしながらPDFを作る.」という流れで,試行錯誤しながら,子供たちの数学のテキストを作成していた.
これといった問題はなかったのだが,やはり,utf-8のほうがよさげなので,美文書入門に付属のteTeXをマニュアルに従ってインストール.
あとは,今までのファイルの文字コードを「utf-8-unix」にして,タイプセット!???文字についてはほとんど修正無く大丈夫だったのだが,画像を貼付けるとき「.eps」ファイルのところでエラー続出.調べてみると,illuetratorのバージョン8あたりで,保存した方がエラーが出ないということだったので,早速保存形式を変更して,再びタイプセット.今度は問題なくPDFが出来上がった.
 しかし,しばらくTeXShopを使っていると,エラーが出てPDFまでたどり着かなくなることも多々ある.小川版ではTeXShopを再起動することは皆無だったのに….もう少し調べてみないと….
illustrator8形式でEPS保存してしまうと,後で変更する場合,**[更新済み].epsとなり,いちいち別名で保存し直すはめに….
 効率が悪い.
もう少し調べてみると,illustrator9以降はそのまま「**.ai」で保存して,プリアンブルで\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}と書いておけば,そのままPDFにしてくれることが判明.というか,AIの中身は9〜CS2まではPDF1.4で,CS3はPDF1.5なのだそうである.
 で,ちまちまと,EPS形式をAI形式になおし,プリアンブルを\usepackage[dvips]{graphicx}から\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}変更し,PDFを作成する.
 試行錯誤はまだまだ続きそうだが,いろいろと勉強になって結構楽しい.
 
<まとめ>
EPS形式のファイルを読み込ませる場合は,
1.バージョンをIllustrator 8 EPS で
2.フォントは埋め込むか,アウトライン化し,
3.サムネールの作成のチェックをはずし,PostScriptはレベル2して保存.

Illustrator9以降なら,
1.そのまま,.ai形式で保存し,
2.プリアンブルに\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}と書き,
3.\includegraphics{***.ai}と指定すればOK.

0 件のコメント: